これからもずっと君のとなりに。
「ちょっ、優斗くん…周りに人がいっぱいいるから…」
出来ることなら、極力目立ちたくない。
大勢の人の視線を集めるのは好きじゃないか
ら。
だけど、優斗くんはそんなのまるで気にもしていない様子。
「そんなの関係ない。俺が梨那を補給しないと頑張れねーの。」
「な、何それ…」
私を補給って意味分かんない…
私、水じゃないし…
「ん。充電完了。」
優斗くんは私の頭に手をポンと置いてから凜ちゃんの方へ行ってしまった。
もう、ほんと自由なんだから…
「んじゃ、わりぃけど審判頼んだ、須藤。」
「はいよ。10点先取でいいんだよね。んじゃ、よーい始め!」
凜ちゃんの合図で試合が始まった。
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