これからもずっと君のとなりに。
あ…と思った時にはもう遅かった。
優斗くん達を含め、体育館にいる全員が私の方を見ていた。
わー!
私のバカぁぁーー!!
いくら優斗くんに勝ってほしいからって、なんてことを言ってしまったんだ!
私が頭を抱えていると、優斗くんがいつの間にか目の前に来ていた。
「ゆ、優斗くん…!ごめん、さっきのはやっぱなし!」
自分で言うのもなんだけど、私にしては珍しく、かなりテンパっていた。
「…取り消す必要なんてねぇよ。」
「…え?でも…」
優斗くんの言葉にさらに戸惑う私。
「…むしろ、絶対負けらんねぇって火がついたから。お前と弁当食べるためにな。」
優斗くんはそう言ってニヤッといたずらっ子のような笑みを浮かべて行ってしまった。