これからもずっと君のとなりに。

…ずるいな、私…


そんなこと言って、ほんとは一刻も早く他のみんなのいないところへ行きたかったから。


他の女の子達にこれ以上カッコ良すぎる優斗くんの姿を見られたくなかったから。




…もう気づいているんだ、本当は自分の気持ちに…

だけど、認めたくない。

ここで認めてしまえば、辛くなるのは自分だから…


それに、私にはこんな感情を持つことすら許されない。

だから、認めてはいけない。




それなのに…………


「…梨那?なんかあったか?それとも…俺がバスケで勝ったの嬉しくない?」


屋上に着いても言葉を発しない私を見て、複雑そうな表情の優斗くん。




違うの…

あなたにそんな顔させたいわけじゃない。


勝手だと思うけど、私はあなたに常に笑顔でいてほしいの。

だから、そんな顔しないで……


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