これからもずっと君のとなりに。

結局、俺の方が梨那から離れられないんだ………


俺の生活から彼女がいなくなる……

そう考えただけでもまるで人生が終わったかのような、絶望感に襲われる。




だけど、それなら……俺はどうすればいい………?

分からない……分からないんだっ……




梨那が好きだという気持ちは、誰にも負けない自信がある。


まだ出逢ってからの時間は短いけど、彼女が好きだという気持ちは、日に日に大きくなっていた。


好き、愛してる……

そんなありきたりな言葉では言い表せないくらい、梨那が大切。


でも……梨那を想う気持ちだけで、彼女の中に踏み込むことはできない。


それは、今までの彼女の様子や、あの時の縄倉たちの言葉や表情から、痛いほど伝わってきた。
< 168 / 359 >

この作品をシェア

pagetop