これからもずっと君のとなりに。

でも確かに、目の前を歩くこの男のせいで、注目を集めてる。


あ〜あ…

面倒ごとには巻き込まれたくないのに…


私は内心ため息をつきながら山崎君?の後をついていく。


ついた先は、4階の旧校舎のあき教室だった。


「ここに何かあるの?」


茉依達は何か察していたみたいだけど、何も状況の分からない私の頭の中は、?だらけだ。


だけど、山崎君は私の質問に答えることなく、教室のドアを開いた。


「優斗〜!梨那ちゃん連れて来たぞ〜。」


山崎君の言葉に教室の中を見ると、今朝の人とまた目が合った。

…っ…

ダメだ…


なんか分からないけど、この人の瞳に囚われる…


優斗と呼ばれた人は、私を見てびっくりした顔をした後、山崎君を睨んだ。


「…おい、涼太。何勝手なことしてるんだよ。」


「いいじゃん、別に!俺も梨那ちゃんと話してみたかったしさ。」
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