これからもずっと君のとなりに。
…ん?
つまり私は、山崎君が私と話をしたかったから、という理由で呼ばれたの?
「…私、別に山崎君と話したいとか思わない。」
私は思ったことをそのまま口にした。
「前からずっと思ってたけど、梨那ちゃん、俺たちに全然興味ないよね。茉依ちゃん達もだけどさ。」
興味……?
そんなのあるわけないじゃん。
「当たり前。だって、興味持つ理由がないもん。それに私、特に山崎君みたいに空気読めない人、嫌い。」
私はなるべくバッサリ冷たく言った。
もちろん、興味がないのは事実だけど、嫌いって言うには嘘。
嫌い、なんじゃない。
好きじゃないんだ…
山崎君みたいに瞳が光りで満ちている人は…
この高校に通っている人の多くは、瞳が光り輝いていて、希望に満ちている人ばかり。
でもその中でも山崎君の瞳は、特に。
私には眩しすぎるくらいなんだ…