これからもずっと君のとなりに。

…ん?

つまり私は、山崎君が私と話をしたかったから、という理由で呼ばれたの?


「…私、別に山崎君と話したいとか思わない。」


私は思ったことをそのまま口にした。


「前からずっと思ってたけど、梨那ちゃん、俺たちに全然興味ないよね。茉依ちゃん達もだけどさ。」


興味……?

そんなのあるわけないじゃん。


「当たり前。だって、興味持つ理由がないもん。それに私、特に山崎君みたいに空気読めない人、嫌い。」


私はなるべくバッサリ冷たく言った。


もちろん、興味がないのは事実だけど、嫌いって言うには嘘。


嫌い、なんじゃない。

好きじゃないんだ…

山崎君みたいに瞳が光りで満ちている人は…


この高校に通っている人の多くは、瞳が光り輝いていて、希望に満ちている人ばかり。


でもその中でも山崎君の瞳は、特に。


私には眩しすぎるくらいなんだ…
< 18 / 359 >

この作品をシェア

pagetop