これからもずっと君のとなりに。
「このクラスに宮川 梨那って子いる?」
私は、その声を聞いた瞬間、時間が止まったかのような衝撃に襲われた。
…この声、知ってる………
私の心臓は壊れそうなほどバクバクしていた。
もし、私の間違いでなければ…声変わりはしているけど…この声は、あの人のもの……
でも、どうしてこんなところにいるの………?
私は、間違いであってほしいと微かな望みを抱きながら、声のした方へとゆっくり顔を上げた。
だけど、その望みは一瞬にして打ち砕かれた………ーーー
「亮…平、くん……」
私は、震える声で彼の名前を口にした。
そんな私の方を、この場にいる全員が見ていたけど、今の私の瞳は、亮平くん姿しか映っていなかった…