これからもずっと君のとなりに。
「梨那って推理小説読むのか?」
意外そうな顔をしている優斗くん。
「パパの影響でね。恋愛小説なんかよりも、推理ものの方が良く読むよ。」
…まあ、パパだけではないけど。
しんちゃんとかの名前出すと、何かとめんどくさそうだから。
「へえ、意外!梨那ちゃんってわりとこうゆるふわって感じに見えるけど、中身結構大人っぽいよな。」
ゆるふわって…
ないわ、マジで……
っていうか、涼太くんの中での私のイメージって一体…
ゆるふわなんて言葉、私なんかとはほど遠いと思うけど…
私はしらけた顔で涼太くんを見た。
「ちょっ…何そのしらけた目!梨那ちゃん冷たい!」
冷たくて結構。
っていうか、涼太くんテンション高すぎなんだよ、うるさい。