これからもずっと君のとなりに。
Story - 8 《明かされる秘密》
* 残された手紙 (快斗side)
快斗side♬
「……っ!はあ…」
俺は嫌な夢を見て飛び起きた。
「夢、か……」
夢と分かって少し落ち着いたものの、何故だか嫌な感じは拭いきれなかった。
何かが起こりそうな、いやすでにもう起こっているような、そんな感じがするんだ…
そして、俺のこういう予感は大抵当たる。
何もないのが一番いいんだけどな…
そう思いながら、枕の傍の時計私見ると、6時50分を指していた。
欠伸を一つして起き上がる。
すると、部屋の壁にかけてあるカレンダーに目がいった。
……っ!
もしかして嫌な予感の正体はこれか…?
今日は7月30日…
俺と新也が事故にあった日だ。
そして、5年前の一連の出来事の始まりを告げた日でもある。