これからもずっと君のとなりに。

俺は秀を真っ直ぐに見つめる。


「…ああ、快斗の言う通りかもな。辛いかもしれないが、自分に宛てられた手紙を読んでほしい。」


秀はそう言って、一人一人に手紙を配っていく。


俺は、震える手で俺に宛てられた手紙を開く。




“お兄ちゃんへ


まずは最初にごめんね。


お兄ちゃんにはたくさん迷惑をかけて、ずっと見守ってくれていたのに、突然姿を消してしまって。


ほんとにダメダメな妹だって、自分でも思うよ。


こんなバカな私を許してね。


お兄ちゃん達は納得なんてしないと思うけど、これは私の決断なの。


ほんとはね、お兄ちゃんのそばにいたかったよ。


いつも私のことを大切にしてくれるお兄ちゃんが大好きだったから。


お兄ちゃんのことシスコンだとか言うけど、かくいう私も結構ブラコンなんだよねw
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