これからもずっと君のとなりに。

きっと私の持ってきた服や下着は彰に回収されちゃっただろうな。


そう思って、元々二着ずつしか持ってこなかった。


服を脱ぐと目立つ身体中についた赤いキスマーク。


こんな体、優斗くんには見せらんないな…


まあ、もう会うことはないから、見られる心配はないけど。




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「……おいしい。」


ポロッと口からこぼれ出た言葉。


お風呂上がりの私は、青山が用意してくれたうどんを食べていた。


青山の食事は味が優しくて食べやすい。


…そういえば、今何時なんだろう。


ふと部屋についている時計を見ると、11時30だった。


もうお昼か…


部屋には窓がなく、どことなく薄暗いため、あまり時間の感覚が分からない。


でも、私にはお似合いの場所だ。
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