これからもずっと君のとなりに。
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外の玄関で待つこと10分。
俺の家の玄関の前に、黒いベンツが止まった。
あれからちょうど20分だ。
…それより、ベンツって高級車じゃねーか!?
俺が驚いて目を白黒させていると、運転席からメガネをかけた、いかにも仕事の出来そうな若い男の人が降りてきた。
「望月 優斗さまでお間違いないでしょうか?」
「はい、そうですが……」
俺は戸惑いつつも、肯定する。
「お待たせして申し訳ありません。私、優斗さま達を迎えに行くようにと仰せつかりました、山吹と申します。どうぞ、後ろの席にお乗りください。」
敬語を使われる上、丁寧に頭を下げられ、頭はもうパンク寸前だったが、とりあえず言われた通り、後ろの席に乗る。
「優斗!」
「涼太!」
そこには先客があったようで。