これからもずっと君のとなりに。
「夢なわけ、ないだろっ……!夢だと思うなら、俺のこの瞳を見ろよっ……!!」
私の目を見て、必死で言う優斗くん。
私は、泣きながらも、優斗くんの勢いに負けて、おそるおそる優斗くんの瞳と目を合わせる。
どこまでも真っ直ぐで、揺るぎない、黒の綺麗な瞳。
私は、その瞳を見た瞬間、さらに大粒の涙が次々と頬をつたっていく。
そして、実感する……
これは、夢なんかじゃないんだと………
間違えるはずがない……
だって、一番最初に優斗くんに惹かれたのは、どこまでも真っ直ぐで、揺るぎない、あの瞳だったから………
「…優斗くん……優斗くん………!ほんとに夢なんかじゃないんだよね……?現実なんだよね………?」
私は、何度も優斗くんの名前を繰り返し呼ぶ。
絶対に間違いないと思っていても、なんだが信じられないんだ……
目の前に優斗くんがいることが………