これからもずっと君のとなりに。
「ああ、本当に夢なんかじゃねーよ。俺はお前を迎えに来たんだ。改めて言う。俺と…俺らと一緒に帰ろう?」
優しい瞳で見つめられながら言われて、さっきから、私の涙は止まることを知らない。
だけど、そこでハッとあることに気づく。
「優斗くん!!どうしてここが分かったの!?それに、彰は!?こんなとこにいたら、優斗くんが危ない!!!それにさっき俺らって…「一旦落ち着け、梨那!!ちゃんと一から説明するから!!」
優斗の大きな声に、私はビクッと震えた。
「…!ごめん、怯えさせるつもりじゃなかった…」
すぐにバツの悪そうな顔になる優斗くん。
優斗くんがそんな顔する必要、ないのに…
「…ううん。私の方こそごめんなさい、急に取り乱してしまって…」
「…俺の話、聞いてくれるか……?」
「…うん。」
私が頷いたのを確認してから、優斗くんは話し始めた。