これからもずっと君のとなりに。
ーーーーーーーー
「彰が、そんなことを………?」
優斗くんの話を聞いた私は、信じられない思いでいっぱいだった。
だって、彰が自ら優斗くん達に私の居場所を教えたなんて…
それに、私にあれだけ異常に執着していた彰が……
「…あいつはさ、梨那を無理やり自分のものにすれば、お前の心もいつか手に入ると思ってたんじゃねーのか?」
私の、心………?
でも、彰はそんなこと、言ったことないし、そんな素振りも見せたことはない…
彰は、たとえ私が彰と一緒にいることを望んでいなくても、私がいればそれでいい、みたいな、いつもそんな感じだった……
じゃなきゃ、きょうちゃん達を殺したりしないはず…
「…だけど、今になって、それは違うって気づいた。無理やり自分のものにしても、心は空っぽ。中身は伴わないってことに。」