これからもずっと君のとなりに。

ちなみに、茉依達も英語、韓国語、フランス語、ドイツ語は話せるよ。


私と一緒に家庭教師に大学の課程まで教わったから。


茉依達とは幼なじみで、私が小学校に行けないって言ったら、じゃあ、私達も行かないで、梨那と一緒に勉強するって言ってくれたの。


最初はそんなの悪いって言ったんだけど、私の方が最初に折れた。


そんなわけで、私はほとんど家から出ない生活を送っていた。


でも、それが嫌だと感じたことはなかった。


私が小学校に通っていないと知っていたお兄ちゃん達の友達が、頻繁に会いに来てくれたから。


みんな、お気に入りのスイーツや、私の好きな推理小説を買って来てくれたり。


さらには、護身術以外に、武道を教えてもらったりもしていた。


秀にぃには格闘技、享にぃにはボクシング。


唯ちゃんには空手、音羽ちゃんには合気道。
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