これからもずっと君のとなりに。
「…でしたら、こちらなどはどうでしょうか?とてもシンプルなデザインと色合いですが、とても人気の高い品です。」
…これいいかも。
お兄ちゃんもしんちゃんも、あんまり派手なデザインは好きじゃないから、このくらいの色合いとデザインが似合いそう。
「あ、これいいんじゃない?快斗くんと新也くんが好みそうなデザインね。」
いつの間にか私の後ろにいたらしい茉依達。
まなと凜ちゃんもじっと見つめて一言。
いいと思う、と。
「やっぱり茉依達もそう思う?じゃあこれにしようかな。値段は…一個12万。うん、いい。これにする。」
もうちょっと高いかと思ってたから、良かった。
「すみません、この青色と藍色のネックレスを一つずつ下さい。」
「あ、はい…」
ちょっと戸惑った様子の店員さん。
…ん?どうかしたのかな…?