これからもずっと君のとなりに。

今までずっと見つからなかった。

だけど、この前ようやっと見つけたんだ。


梨那のことを一人の女の子として、誰よりも心から愛して、梨那の全てを受け止めてくれる、世界でたった一人の、



“望月 優斗”



という人を………



彼の目を見た瞬間、私は確信した。

“梨那の運命の王子様”だってね。


きっと、彼なら梨那の“アレ”も受け止めてくれる、ただ梨那の容姿に惹かれただけの男子とは違う、私の直感がそう言ったんだ。


それに、人前では絶対に涙を見せないはずの梨那が泣いたんだ。


梨那が泣くのは、完全に心を許した人だけ。

そう、例えば“みんな”のような…


きっと、梨那にとっては無意識だったんだと思う。


それでも、他の人とは違う何かを感じたはずだ。


そして、恋に落ちた………
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