これからもずっと君のとなりに。

「う〜ん…シチュー、秀にぃのシチュー食べたい。あと、享にぃのチャーハン。」

「オーケー。お前、昔から秀と享の料理大好きだよな。」

「うん!だってすごく美味しいもん!」


私がにっこり笑って言う。


すると、しんちゃんは少し悔しそうな顔でこう言った。


「いくら秀と享でもな…ちょっと妬ける。俺もそんな風に言われてぇな。」


…ん?

妬けるって何で?


ていうか……


「そんなこと言っても、しんちゃん料理出来ないじゃん。」


しんちゃん、そのこと気にしてるみたいだから、ちょっとストレートすぎたかもだけど…


事実だから、しょうがない。


しかも、ただ出来ないんじゃなくて、才能がなさすぎる。


それは、しんちゃんの料理を見て、食べた唯ちゃんも同意見。


案の定、しんちゃんはあからさまに落ち込んでいる。
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