これからもずっと君のとなりに。
仕事の時は、今の緩い感じのゆみ姉とは真逆だから。
仕事中のゆみ姉の顔はすごく引き締まっていて、一般人とはあきらかにオーラが違う。
強いところも含めて、とにかくギャップが激しい。
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「……え、うそ……勝った……」
「ま、負けたーーーー!!」
美里ちゃんのその声に、勝ったことはうそじゃないと分かる。
「ゆみ姉すごい!ほんとに適当に走らせてただけなのに…」
私は、信じられない思いでゆみ姉を凝視する。
夢ちゃんも、まさかという感じで、目をまん丸にしている。
「ははーん。この私、ゆみ様に分からないことなどないのだ。」
と、ドヤ顔のゆ姉。
「梨那に負けた…」
予想外の結果に、美里ちゃんはかなり衝撃を受けている模様。
他のみんなもみたいだけど、正直、私が一番驚いてるよ。