二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
東山さんが、ふと、足をとめて
「愛海、少しだけ、話したいんだけど、いい?」
「‥‥はい…」
なんだろう?
急に不安になり、転勤?それとも、別れ話だったらどうしよう、とオロオロしだしてしまう。
「ふっ。そんなに不安な顔しないで。俺の気持ちを聞いてほしくて。あとは愛海の考えてること、教えてほしい」
「・・・」
「俺のこと、最近避けてるよね。理由がわかるから、少し時間かけようと思ってたんだけどさ。
中々、愛海が手強くてさ。ちゃんと話したほうがいいと思ったんだ。」
「・・・避けてるとかじゃないんです。」
「うん。避けてるって言い方が悪かったけど・・・俺のこと、怖い?」
そんなことは絶対にない。慌てて首を横に振る。
怖くなんかない。むしろ、優しくて側にいるといつも安心する。