二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
そうか、今の俺の言い方だと、一緒に、ってことになるよな。俺がテーブル確認しないと、愛海の作業が進まない。成り行きで土曜日出勤になったけど
愛海と一緒に作業せきるのは、かなりうれしい。土曜日まであと3日。楽しみで、何だかソワソワしてしまう。
それが態度に出ていたのだろうか。その日の夜、たまたま日勤で夕食を一緒に彼女と食べていると
「最近、忙しいの?仕事。」
「まあまあ、かな。ん?何かある?」
「病院の来月のシフト表出すんだけど、今月は土日ずっと出なきゃだったから来月はお休みできそうなんだ。たまにはどこか行かない?いつなら大丈夫?」
「来週以降なら、いつでも。土日、仕事にならないようにするから」
「・・・今週は、仕事なの?」
「うん。土曜日ね。」
「そっか。何だか楽しそうだから。仕事じゃないのかと思った」
と何気なく彼女に言われてドキっとした。確かに、ソワソワしてた。だけど、楽しそうに見えたのか?・・・思えば、最近、愛海のことばかり考えてる。
考えている内容は、愛海の仕事のことだ。だけど、少し前までは、いつも考えているようなことはなかったはずだ。ヤバいな、俺。