二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】

電車に乗って愛海の腰にちょっと触れても嫌がる素振りは全くない。もうこれは、俺は受け入れられえてると思っていいだろう。だけど、愛海の嫌がることは絶対にしたくない。ちゃんと愛海の気持ちを確認しないとこの先には進めない。

食事を取りながら愛海に聞く。

「結構強引に誘っちゃったけど、嫌じゃない?」

「はい。嬉しかったです。今日東山さんが誘ってくれるなんて思ってなかったから、こんな格好で恥ずかしいです」

ジーンズ姿だってかなり可愛い。休日の愛海を見れてかなり得した気分でいるのに。

愛海は、俺がこの先を誘っても受け入れてくれるのだろうか。今日を逃せば、多分次はないだろう。俺には、多分、今しかない。

「勝手に、急に触れてごめん。だけど・・・この後も、一緒にいたいだ。・・・一緒にいられる?」

コクンと真っ赤になって頷く。  

それからの愛海は嬉しそうな顔はしているものの、ソワソワと落ち着きがなくかなり緊張している様子だ。極端に口数も少ない。まさか、初めてだったりするのかな。もしそうなら、俺でいいのか?でも今それを聞くのも・・・と、俺も相当ソワソワしてる。

店を出て歩き出すと、愛海より半歩先に歩くようにする。どうやら顔を見られるのが恥ずかしいようだ。
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