二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
家につくと
「きれいだね。新築?」
「そうですね。新築で入ってまだ半年だからきれいですよ」
ここは、会社の借り上げのマンションで開発部門の社員たちの寮として使われている。
私がいる5階は女性が多いが他のフロアは男性も住んでいる。男女とも、同期がたくさん住んでいて仲良くしている人も何人かいる。しかし、普通のマンションと変わりないので他人の出入りも全く自由だ。
「同期とか、いるんでしょ?」
「いるけど・・・全然会いませんよ。会うときは、事前に連絡して会います」
全部で50世帯くらいはあるマンションだけど、朝、夕を含めてほとんど誰とも一緒にならない。夜、エレベータで誰かと一緒になるほうが稀だ。
順番にシャワー浴びてもう寝ようか、ベッドへ。
シングルだし、狭いんだけど、東山さんは何も言わず、横に入ってくるとすぐに私にキスをし、抱き始める。