二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
ここで、男の人と寝るのは、初めてではない。

入社してすぐのころ、研修で一緒になった人が、一度この部屋に来た。買ったばかりのベッドだったけど動くとミシミシ音が鳴るのは、その時知った。

その人とはちゃんと付き合う前にそういうことになってその後、付き合う感じになりかけたけど東山さんを好きになり、付き合うようになってからその人と会うのはやめた。

東山さんお動きが激しくなるとベッドがミシミシ鳴る。私は気にする余裕もないのだが、
東山さんは気になるようで

「ミシミシするね」
と動きをとめて、苦笑いしながら呟く。

「そうなの。ごめんなさい。動くと煩いよね。新しいし、そこそこ高いベッドなのにね」

私の言葉に
東山さんは一瞬困ったような複雑な顔をしてから私にキスをして、再び動き始めた。

東山さんの横で寝ながら

「明日の朝、早めに起こせばいいですか?」

「愛海と同じ時間でいい」

明日は朝、一緒に出勤かな。

東山さんはSEチームで納期が近づくと会社に泊まることもあるため、着替えなどは会社においてある。出社してから着替えるのだろう。

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