二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
5
良く晴た日の土曜日の朝、島田さんは今日は特に予定もないらしく海のほうへドライブでもしようかと話しながら朝食を食べていた。
ピンポーン
午前中、まだ9時にもなっていない時間にインターフォンがなる。しかも、エントランスからではなく、玄関だ。
「はい。」
と電話にでると
「沼田ですけど」
とやや年配の女性の声。よく聞き取れず
「どちら様ですか?」
ともう一度訪ねると
「沼田です。開けてください」と。
一旦受話器をおいて、島田さんを振り返り
「沼田さんって方が来てる」
と伝えると、島田さんがあわてて玄関へ向い、のぞき穴から確認している。そうこうしているうちに、玄関のドアがドンドンと叩かれ
「開けてください」
と聞こえてくる。
島田さんが玄関を開けると
若い女性と、恐らく先ほど「沼田です」と言った
女性が
「どういうことでしょうか」
と言いながら、上がり込んできた。
とっさに、島田さんの「彼女」だとわかった。別れてなかったんだ・・・・と、頭が一瞬真っ白になる。
目の前には彼女と彼女のお母さん。
玄関からもどってこない島田さんは彼女のお父さんと話している様子だ。
島田さんの「彼女」が話はじめる。
「島田の妻です」
!妻・・・。
彼女ではなく、妻。
結婚しないなんて、嘘だったんだ。
「町村さん、ですよね?」
「はい」
「主人とお付き合いされてる、で間違いないですか?」
「はい」
「私と結婚していることは?」
「知りませんでした」
本当に知らなかった。結婚しない、彼女とは別れるって言っていた彼の言葉を信じていた。
ピンポーン
午前中、まだ9時にもなっていない時間にインターフォンがなる。しかも、エントランスからではなく、玄関だ。
「はい。」
と電話にでると
「沼田ですけど」
とやや年配の女性の声。よく聞き取れず
「どちら様ですか?」
ともう一度訪ねると
「沼田です。開けてください」と。
一旦受話器をおいて、島田さんを振り返り
「沼田さんって方が来てる」
と伝えると、島田さんがあわてて玄関へ向い、のぞき穴から確認している。そうこうしているうちに、玄関のドアがドンドンと叩かれ
「開けてください」
と聞こえてくる。
島田さんが玄関を開けると
若い女性と、恐らく先ほど「沼田です」と言った
女性が
「どういうことでしょうか」
と言いながら、上がり込んできた。
とっさに、島田さんの「彼女」だとわかった。別れてなかったんだ・・・・と、頭が一瞬真っ白になる。
目の前には彼女と彼女のお母さん。
玄関からもどってこない島田さんは彼女のお父さんと話している様子だ。
島田さんの「彼女」が話はじめる。
「島田の妻です」
!妻・・・。
彼女ではなく、妻。
結婚しないなんて、嘘だったんだ。
「町村さん、ですよね?」
「はい」
「主人とお付き合いされてる、で間違いないですか?」
「はい」
「私と結婚していることは?」
「知りませんでした」
本当に知らなかった。結婚しない、彼女とは別れるって言っていた彼の言葉を信じていた。