二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
東山さんの話によると私と島田さんが付き合って数カ月がたったころ、お昼休みの社食で一緒のテーブルになったときに話していたらしい。
『島田からハガキがきてたけど、お前のところにも来た?』
『結婚しましたハガキですよね?来ましたよ』
『結婚披露宴は主賓で招待させていただきたいのでよろしく、なんて挨拶にきておいてやっぱり結婚式はやらないことにしました、なんて言っていたから、どうしたのかな、と思ってたんだよね』
『最近、身内だけ、とか、入籍だけ、とかも多いですからね』
『島田さんって?設計の島田?』
『そう。長く付き合ってた彼女と入籍したらしいよ』
・・・・・
「てっきり愛海はその時に島田と別れたと思ってたんだ。島田は彼女がいながら愛海に手をだして。。。俺と同じことを愛海にしたんだ、って。の時、今更だけど、すごく後悔した。どれだけ、愛海を傷つけたんだろう、って改めて思って。すぐに愛海のところに行って、謝りたかった。でも、いまさら、愛海に合わせる顔なくて。そんな時、九州の転勤打診されて・・。」