二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】

「ごめん。愛海のこと、不安にさせてたのはわかってたんだけど、あの写真見たら、俺も…愛海がわがまま言わないのも、彼女のこと聞いてこないのも、彼が愛海の側にいるからなのかな、って思って。彼氏かどうかっていうのは半信半疑だったよ。だけど、愛海が幸せそうに笑ってた。あの男の子ととてもお似合いで。俺には見せたことがない笑顔だったから、不覚にも涙でそうだったよ。」
 
ははっ、と寂しそうに笑った東山さんの顔を見て胸がキューっと締め付けられた。

「‥‥ありがとうございます。東山さんの気持ちが聞けて嬉しいです。あの時は、なんでそんなこと言うんだろう、私の彼氏は東山さんなのにって。自分も彼女がいるし、私にも彼氏がいて、気持ちが楽になったのかなって思っちゃいました。」

「そっか。そんなふうに思ってたんだ。ごめんな。俺がちゃんと愛海に気持ち伝えて彼女のこともちゃんとするべきだった。」
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