二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
私が離さないとわかるとぎゅっと力を入れて握られ、

「この前、保留でいいとか言ったけど、やっぱり愛海に側にいてほしいんだ。3年間、ずっと後悔してた。愛海、好きだよ。俺と付き合ってください」

東山さんが、私を好きと言ってくれた。3年前には聞きたくても言ってくれなかった言葉。

「3年前、私寂しかったんです。東山さんのこと好きだったのに、好きですって言えなくて、寂しいって言えなくて、島田さんと一緒にいるのが楽しくて寂しくなくてすぐに流されてしまいました。東山さんが引き留めてくれたのに、あの時離れてしまったんです。それなのに、私でいいんですか?」

「前にも言ったけど、あの頃は、俺が悪かったと思ってる。愛海が離れていくのも当然だと思った。だからもう離したくないんだ。俺と一緒にいてほしい」

俯く私の肩に手を置いて目をのぞき込んでくる。

「寂しいときは寂しいって言ってしまうかもしれません。我儘も言うかもしれないし好きになればなるほど東山さんを困らせるかもしれません。」

「大歓迎だよ。俺はどんな愛海も可愛くてしょうがないんだ。3年前だって、愛海が恋愛の仕方がわからない以上に俺だってわからなかったんだ。
大好きなんだ。愛海も俺を好きになって」
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