二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
「コーヒー淹れるね」
立ち上がった東山さんの背に
「大丈夫です。今日はもう帰りますね。お部屋連れてきてくれて嬉しかったです」
怪訝な顔してみてくる東山さんに、早口で伝えて、カバンを持ち立ち上がる。
「お茶くらい飲んでけばいいのに。まだ時間も早いし。もう少ししたら送ってくよ」
「あまり遅くなれないので。帰りますね。今日はありがとうございました。」
「送るよ。車のほうが早いでしょ」
「…車。。」
「こっちに来てから買ったんだ。九州のころ乗ってたのは中古で古かったから。一応、新車だよ」