二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
私は馬鹿みたいに子供じみたことを気にしていたことが恥ずかしくて情けなくて涙がこぼれそうになる。こんな子供じみた嫉妬に東山さんを付き合わせてしまって申し訳ない。過去は消せないし言ったって、気にしたってしょうがない。今のお互いの気持ちを大切にしないと私はまた間違えてしまう。
「ごめんなさい」
と謝ると我慢していた涙がポトりとこぼれてしまった。
東山さんは私の頭をポンポンとなでると私をふわりと抱きしめてくれる。
私が東山さんの腕に手をかけると
「可愛い、大好き」
と頭にキスしながら更にだきしめてくる
可愛い・・・こんなグズグズしている私なんて自分でも嫌気がさすのに。。でも、東山さんの優しさに安心する。過去は、もう考えないようにしよう。今を大事にしよう、と、もう一度心の中で思う。
「お昼、どうする?俺の家で何か作って食べようか?」
「はい、そうしましょう。凝ったものはあまり作れませんけど、何がいいですか?」
「何にしようか。一緒に作ろ。
家に何もないから下の食材売り場でなんか買って帰ろう」
結局パスタとサラダにしよう、ということになって材料を買い、東山さん部屋へ行った。