花丸さんちのしあわせレシピ
花丸乙姫(はなまるおとひめ)39歳。
昨年まで、デパートの外商で働いていたが、
リストラされ、家事手伝いとは名ばかりの、引きこもりオタク女子。
『だってしょうがないでしょ』
が口癖。
ざらざらとタロに餌をあげながら、
「タロがいてくれてよかった。
ねえ、タロ二人きりになっちゃったよ。
どうしようか、これから」
父は、人材派遣会社で社長をしているが、
家のことは母にまかせっきりだった。
ほとんどの時間を愛人の家で過ごし、
たまに帰ってきて、
あれこれ母に指図しする。
私は、そんな父を蔑み嫌っていた。
ママハんな私を諌めた。
「パパのおかげで私たちは生活できるんだから」
確かに愛の無い家庭でも、
お金だけは不自由なくて、
母は、歌うように家事をこなしつつ、
フュギュアスケーターの追っかけをしていた。
私は、自分のことは棚に上げ、
母を見ながらああはなりたくないと思っていたけれど、
父の財産に守られ、
母に世話されていることを当たり前のように何もせず生きていたのだ。
そして言う。
『だってしょうがないじゃない』
そう、私だって、そうしたくてした訳じゃない。
生理的に受け付けない上司に体許すことなんて私には出来ないんだもの。
誰にも言えなっかった、
室長のあからさまなセクハラとパワハラ
その挙句のリストラ。
確かに私はもうすぐ40だし、
いい年だけど、
だけど、あんな脂ぎった男に抱かれるなんて絶対無理なの。
だってだって、私処女だもの~っ。
昨年まで、デパートの外商で働いていたが、
リストラされ、家事手伝いとは名ばかりの、引きこもりオタク女子。
『だってしょうがないでしょ』
が口癖。
ざらざらとタロに餌をあげながら、
「タロがいてくれてよかった。
ねえ、タロ二人きりになっちゃったよ。
どうしようか、これから」
父は、人材派遣会社で社長をしているが、
家のことは母にまかせっきりだった。
ほとんどの時間を愛人の家で過ごし、
たまに帰ってきて、
あれこれ母に指図しする。
私は、そんな父を蔑み嫌っていた。
ママハんな私を諌めた。
「パパのおかげで私たちは生活できるんだから」
確かに愛の無い家庭でも、
お金だけは不自由なくて、
母は、歌うように家事をこなしつつ、
フュギュアスケーターの追っかけをしていた。
私は、自分のことは棚に上げ、
母を見ながらああはなりたくないと思っていたけれど、
父の財産に守られ、
母に世話されていることを当たり前のように何もせず生きていたのだ。
そして言う。
『だってしょうがないじゃない』
そう、私だって、そうしたくてした訳じゃない。
生理的に受け付けない上司に体許すことなんて私には出来ないんだもの。
誰にも言えなっかった、
室長のあからさまなセクハラとパワハラ
その挙句のリストラ。
確かに私はもうすぐ40だし、
いい年だけど、
だけど、あんな脂ぎった男に抱かれるなんて絶対無理なの。
だってだって、私処女だもの~っ。