real feel
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式は滞りなく終わり、あとは外に出て写真撮影。
チャペルのドアの前に立った時に翔真がおかしなことを言いだした。
「まひろ、後ろ向きになれ」
え、なんで?
「今から外に出るんでしょ?後ろ向きって……」
「今から、ブーケトスだから。ほら早く後ろ向いて」
ブーケトス!?
そんなことするの?
「だって誰もいないのに。そんなの恥ずかしいって!」
「カメラマンからのリクエストなんだ。ブーケを投げるところを撮りたいんだってさ」
え?そんなこと聞いていないし……。
「投げるフリでいいんじゃないの?私ノーコンだし」
「ノーコン?それは面白くなりそうだ。あんまり笑わせ過ぎないでくれよな。いいから、カメラマン待たせるの悪いから行くぞ」
「えっ!もしかしてカメラ構えて待ってるの?ちょっと心の準備が……」
悪足掻きしてる私をよそに、チャペルのドアを開ける翔真。
強引に後ろを向かされていた私には外の様子が分からない。
「あと一歩後ろに下がって。よしそこでいいだろう。それじゃ、構えて」
訳も分からず両手で持ったブーケを顔の前に構えてみた。
「それじゃ、なるべく高く遠くに飛ばせよ。いくぞ、3・2・1……ゼロ!」
式は滞りなく終わり、あとは外に出て写真撮影。
チャペルのドアの前に立った時に翔真がおかしなことを言いだした。
「まひろ、後ろ向きになれ」
え、なんで?
「今から外に出るんでしょ?後ろ向きって……」
「今から、ブーケトスだから。ほら早く後ろ向いて」
ブーケトス!?
そんなことするの?
「だって誰もいないのに。そんなの恥ずかしいって!」
「カメラマンからのリクエストなんだ。ブーケを投げるところを撮りたいんだってさ」
え?そんなこと聞いていないし……。
「投げるフリでいいんじゃないの?私ノーコンだし」
「ノーコン?それは面白くなりそうだ。あんまり笑わせ過ぎないでくれよな。いいから、カメラマン待たせるの悪いから行くぞ」
「えっ!もしかしてカメラ構えて待ってるの?ちょっと心の準備が……」
悪足掻きしてる私をよそに、チャペルのドアを開ける翔真。
強引に後ろを向かされていた私には外の様子が分からない。
「あと一歩後ろに下がって。よしそこでいいだろう。それじゃ、構えて」
訳も分からず両手で持ったブーケを顔の前に構えてみた。
「それじゃ、なるべく高く遠くに飛ばせよ。いくぞ、3・2・1……ゼロ!」