real feel
ええいもう、なるようになれっ!!
顔の前で構えたブーケを一旦下までおろし、勢いをつけて思いっきり後方に投げた。
"ワアァァァァァァァッ"
突然、後方から歓声が響いてきた。
ビックリして後ろを振り返ると…………。
「…………え?」
どうして、みんながここにいるの?
私の家族、翔真の家族、親戚、シャイニングの社員、友達……。
「きゃー!取れたよ、蘭さん!!ありがとう~!!」
ブーケを手にしてはしゃいでいるのは、私の同期である池田さん。
その隣にいるのは彼氏さんかな?
確か人事部の……。
「次は海東の番ってことか。アイツもそろそろ覚悟決めるんだろ」
人事部の海東さんと、営業1課の池田さん。
幸せのお裾分けができたのなら良かった………ん?
人だかりから少し離れた場所にいるイチにぃと菜津美が2人でこっちに向かってピースサインしている。
「あの2人……!やってくれたわね」
「まひろーっ、おめでとう~!!」
「俺たち先に移動して待ってるからな、翔」
みんなぞろぞろと移動し始めた。
え、え?まだ何かあるの?
そういえばみんなちゃんとおめかしして来てくれてたよね。
「これからパーティーだから。場所は"Space of healing"で」
翔真と私のお気に入りの"Space of healing"……。
翔真の先輩、森山さんの素敵なお店。
「イチにぃでしょ?画策したの」
「言いだしっぺはそうだけど。俺も加担させられたから共犯だ。黙ってて悪かったな」
そりゃ全然知らなかったからビックリしたけど……。
「こんなすごいサプライズってないよね。みんなにお祝いしてもらえるのって嬉しい……ありがとう」
「はい、じゃあ写真撮りますよ!まずは2人が見つめ合っているところから。あ、自然な感じでね!お喋りでもしててくれたほうがいいから」
お喋り?こんな時にどんなことを喋ればいいの?
「……俺はありのままのお前を感じていたい。愛してるよ、まひろ」
「私も…………翔真だけを、愛してる」
Happy end
顔の前で構えたブーケを一旦下までおろし、勢いをつけて思いっきり後方に投げた。
"ワアァァァァァァァッ"
突然、後方から歓声が響いてきた。
ビックリして後ろを振り返ると…………。
「…………え?」
どうして、みんながここにいるの?
私の家族、翔真の家族、親戚、シャイニングの社員、友達……。
「きゃー!取れたよ、蘭さん!!ありがとう~!!」
ブーケを手にしてはしゃいでいるのは、私の同期である池田さん。
その隣にいるのは彼氏さんかな?
確か人事部の……。
「次は海東の番ってことか。アイツもそろそろ覚悟決めるんだろ」
人事部の海東さんと、営業1課の池田さん。
幸せのお裾分けができたのなら良かった………ん?
人だかりから少し離れた場所にいるイチにぃと菜津美が2人でこっちに向かってピースサインしている。
「あの2人……!やってくれたわね」
「まひろーっ、おめでとう~!!」
「俺たち先に移動して待ってるからな、翔」
みんなぞろぞろと移動し始めた。
え、え?まだ何かあるの?
そういえばみんなちゃんとおめかしして来てくれてたよね。
「これからパーティーだから。場所は"Space of healing"で」
翔真と私のお気に入りの"Space of healing"……。
翔真の先輩、森山さんの素敵なお店。
「イチにぃでしょ?画策したの」
「言いだしっぺはそうだけど。俺も加担させられたから共犯だ。黙ってて悪かったな」
そりゃ全然知らなかったからビックリしたけど……。
「こんなすごいサプライズってないよね。みんなにお祝いしてもらえるのって嬉しい……ありがとう」
「はい、じゃあ写真撮りますよ!まずは2人が見つめ合っているところから。あ、自然な感じでね!お喋りでもしててくれたほうがいいから」
お喋り?こんな時にどんなことを喋ればいいの?
「……俺はありのままのお前を感じていたい。愛してるよ、まひろ」
「私も…………翔真だけを、愛してる」
Happy end