対象的な彼と私
ふー、なんとか間に合った、、


そのあとは先生の指示で体育館に移動してそこから生徒代表で桜庭さ…じゃなくて奏ちゃんが言ってたけど、すごくかっこよかったなあ。。



次の日

委員決めを行った。

もちろん私はなんの委員会も部活も入らず家で、弟のお世話とかする方がいいもん。

でも悲劇は起こった。

委員会は女子6名男子6名計12名で結成される。

学級委員

美化委員

図書委員

風紀委員

保険委員

体育委員

美化委員、図書委員、風紀委員、保険委員、体育委員は決まったんだけど、学級委員は男女共に決まらない。


皆困ってるよね。。。


どうしよう…?


もうプライド捨てちゃおう

どうせ嫌われるなら

みんなが嫌なものを私が引き受けよう。。


「せ、先生」

「お?なんだ。七瀬」

「私学級委員やります。」

言っちゃった、、、

もう取り返しつかないや。



「じゃあ俺が七瀬さんのペアやる」


え…?


相葉くん?

なんで?

人気者の彼が?



「おー、そうか、では今から各委員に分かれてポスターを作ってもらう」


え?

私相葉くんとふたりきり?

やだ、、



あー、頭ぼーっとする。。

「…せさん…なせさん…ななせさん!七瀬さん」

「は、はい!!」

「ふっ、ずっと呼んでるのに気づかないからびっくりしたよ〜」
と微笑む彼。
裏がありそうな笑み。

私は顔を引き攣ることしか出来なかった、




ポスターを作っている頃、

「七瀬さんって彼氏いるの?」

「い、いません」

「だよね」

「?え?」

「やー、男慣れして無さそうだなーって」

なにそれ
逆にしたくない
てか相葉くんってこんな人だっけ?

「猫かぶってたのかっ…」

「は?」

ま、まずい、、
言葉に出してしまった…、

「や、な、なにもありません」

「猫かぶるってなに?」

もういいや、この際どうとでもなれ
「だって、相葉くんそんなキャラじゃない…、
こんな人がなんで人気者なのかわかんない」

言っちゃった….
私の悪い癖、


ま、まずい、
流石に言いすぎたかな…?



「ふはっ」

「え?」

「あんた気に入った」

ええええええええええええ
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