ブルーDAY'S〜泣き笑いの日々〜
 そいつが最寄りの駅から家の帰り道の途中で、立ってたんですよ。夜の11時くらいに。
 遠目から見ても、間違いなく変態でした。うむを言わさず変態でござるって感じなのだ。
 ただでさえ人気のない道だったから、私も引き返すのが無難だったんだけど、何せその日、究極に疲れていて、なんか魔が差してそのままおっさんの方に突進しちゃったわけです。もぅおじさん顔笑っちゃってんの。うずうずしてたんだろうね、その様子から安パイな女の子が現われるの待ったんじゃないかな。
 割と寒い日だったし、もうこいつ決定!絶対やる!みたいな、決意に満ちた目してたもの。
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