COFFEE & LOVE―秘書課の恋愛事情―

『いや…、日比野』

彼は私をまっすぐ見つめて続ける。

『一緒に帰らないかと思って』


え……今誘う!?

こんな大衆の面前で!?


めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど!!

様々な情報が溢れて頭の容量ががいっぱいいっぱいになる。


『…いいんじゃない?

今日皆でどっか行くわけでもないしね!』

気付くと、昭香先輩がすぐ隣にいて

ぽんっと私の肩を叩いた。
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