COFFEE & LOVE―秘書課の恋愛事情―
そろりと隣を見ると、時計に目を落とす悪魔。
こちらに気付き、バチっと目が合った。
『なんだ?』
こ、こわいいいいいいいいい!!!
「いや、なんでもないです…」
もう無理!ゲームしようゲーム!
鞄に手を入れて、スマホを探す。
『日比野は…休みの日は普段何をしてる?』
隣から低い声が降ってきた。
え、まさか、会話するんですか?
まじですか…?
鞄に手を入れたポーズのまま固まる。