COFFEE & LOVE―秘書課の恋愛事情―
CAFE AU LAIT
*CAFE AU LAIT
「んんー…」
瞼に感じる眩しさに、思わず顔をしかめると目を開けた。
温かな日差しに包まれた部屋。鳥の鳴く声。
「あれー…
寝ちゃってた…」
床の上で寝てしまったせいで身体の節々が怠く、重く感じる。
昨晩のホームパーティーの帰り、花緒先輩と別れた後、
面倒臭くなった私は結局家までタクシーで帰った。
そして、どうやら部屋に入るや否や寝てしまっていたようだ。
目線の先にあるスマートフォンを手に取ると、寝ぼけまなこで画面を見つめた。
丁度その瞬間にポップアップに表示された彼の名前に思わず飛び起きる。
メッセージを開くと、チャット画面が表示された。