彼はネガティブ妄想チェリーボーイ
夜の出来事
部活が終わったのが18時前。
急いで帰ってシャワー浴びて、すぐご飯を食べに行く。
店のドアを開けると、おばさんが驚いた顔をした。
「あら、今日ちょっと早いわねえ。」
「急いで帰ってテスト勉強しないといけないんすよ。」
「来週からテストだっけ?」
「はい。」
おばさんは「あら〜大変ねえ〜」と他人ごとのように呟いた。
いつもの席に着く。
沙和はまだ降りてこない。
早く、早く、早く、早く。
早く来ないと俺帰るぞー。
定食を待ってると、おばさんがコソコソと近くまで来た。
小声で話し出す。
「沙和と付き合うことになったの?」
「え!」
つい突然のことに驚きの声が出てしまった。
「あ、はい・・・。」
「いやーん、もう、沙和ってばそういう話一切なかったから、私の娘なのに全然モテない子ねーって思ってたのー。あらー、相手が平良くんでよかったわあ。」
「ほんとですか!?」
「平良くんだったら、言うことなし!」
まさかのすごい褒められっぷりだ。
おい、聞いたか、野球部。
俺、おばさんウケはすごいいいんだぞ。
しかもやっぱり沙和にはそういう男関係の浮いた話はなかったようだ。
どうせ家で漫画ばっかり読んでるんだな。
厨房からおじさんが「できたぞー」とおばさんに声をかける。
「ああ、はーい。」
おばさんが小走りで取りに行く。
持ってきてくれたのは、俺の定食。
今日は鶏皮ポン酢なし!
残念!
「うわー、うまそー!いただきます!」
おばさんが「どうぞー」とニコニコ笑ってテーブルを去る。
鶏皮ポン酢なくたって美味しい。
なんならこのさりげなく盛ってあるポテトサラダですら美味い。
最高です。
急いで帰ってシャワー浴びて、すぐご飯を食べに行く。
店のドアを開けると、おばさんが驚いた顔をした。
「あら、今日ちょっと早いわねえ。」
「急いで帰ってテスト勉強しないといけないんすよ。」
「来週からテストだっけ?」
「はい。」
おばさんは「あら〜大変ねえ〜」と他人ごとのように呟いた。
いつもの席に着く。
沙和はまだ降りてこない。
早く、早く、早く、早く。
早く来ないと俺帰るぞー。
定食を待ってると、おばさんがコソコソと近くまで来た。
小声で話し出す。
「沙和と付き合うことになったの?」
「え!」
つい突然のことに驚きの声が出てしまった。
「あ、はい・・・。」
「いやーん、もう、沙和ってばそういう話一切なかったから、私の娘なのに全然モテない子ねーって思ってたのー。あらー、相手が平良くんでよかったわあ。」
「ほんとですか!?」
「平良くんだったら、言うことなし!」
まさかのすごい褒められっぷりだ。
おい、聞いたか、野球部。
俺、おばさんウケはすごいいいんだぞ。
しかもやっぱり沙和にはそういう男関係の浮いた話はなかったようだ。
どうせ家で漫画ばっかり読んでるんだな。
厨房からおじさんが「できたぞー」とおばさんに声をかける。
「ああ、はーい。」
おばさんが小走りで取りに行く。
持ってきてくれたのは、俺の定食。
今日は鶏皮ポン酢なし!
残念!
「うわー、うまそー!いただきます!」
おばさんが「どうぞー」とニコニコ笑ってテーブルを去る。
鶏皮ポン酢なくたって美味しい。
なんならこのさりげなく盛ってあるポテトサラダですら美味い。
最高です。