彼はネガティブ妄想チェリーボーイ
家に帰ると、試合応援に来ていた母さんが台所から顔を出した。
「おかえり。」
「た、ただいま。」
見えるわけがないのに、つい例のブツが入ってるカバンを背後に隠す。
母さんが俺の目を見てくる。
「なに。」
試合のことだろうか・・・
「あんたさあ、沙和ちゃんと付き合い始めたんだって?」
ギクッ
ええ〜〜なんで母さんにその情報回ってるんだ。
認めようか、隠そうか、少し反応に迷ってる間に、母さんは話し続けた。
「うるさいことは言いたくないんだけど、あんた、避妊だけはしなさいよ。」
な、なんだって、どいつもこいつも・・・
すげえタイムリー。
エスパーか!
「わかってるわ、うっせえな!」
俺は反抗期真っ只中のような反応をして、階段を駆け上がった。
部屋について心臓がバクバク鳴っていることに気付く。
ベッドの上に倒れる。
いつか、そんな時が来るんだろうか。
この部屋に沙和が来るなんて、あるんだろうか。
ベッドの上で・・・
脳内でイチャイチャする俺と沙和。
はあ・・・甘美だ。
今日は、今日こそは、ご飯の時、沙和に会いたい。
「おかえり。」
「た、ただいま。」
見えるわけがないのに、つい例のブツが入ってるカバンを背後に隠す。
母さんが俺の目を見てくる。
「なに。」
試合のことだろうか・・・
「あんたさあ、沙和ちゃんと付き合い始めたんだって?」
ギクッ
ええ〜〜なんで母さんにその情報回ってるんだ。
認めようか、隠そうか、少し反応に迷ってる間に、母さんは話し続けた。
「うるさいことは言いたくないんだけど、あんた、避妊だけはしなさいよ。」
な、なんだって、どいつもこいつも・・・
すげえタイムリー。
エスパーか!
「わかってるわ、うっせえな!」
俺は反抗期真っ只中のような反応をして、階段を駆け上がった。
部屋について心臓がバクバク鳴っていることに気付く。
ベッドの上に倒れる。
いつか、そんな時が来るんだろうか。
この部屋に沙和が来るなんて、あるんだろうか。
ベッドの上で・・・
脳内でイチャイチャする俺と沙和。
はあ・・・甘美だ。
今日は、今日こそは、ご飯の時、沙和に会いたい。