守り続ける…俺のそばで!
部屋に入ると、先生は落ち着かない様子で
キョロキョロしている

そうだよね〜生徒の部屋に入ってるし
生徒と言っても女の子の部屋だし
先生も緊張するよね

そんな事を思いながら夕食を作り始めた

「手合わさせてもらってもいいか⁇」

「えっ!はい…」

先生は静かに手を合わせている
母の写真と位牌が置いてある場所

私の母は私が高校2年の春に癌で亡くなった
その為高校を中退して定時制に入った

「ありがとうございます」

私は素直に先生にお礼を言った

「適当に座って待ってて下さい」

「うん」

冷蔵庫にあったものでチャーハンとサラダ
スープを作った







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