君となら、きっと
私、沢野楓。ただいまとってもピンチです。
「いいいいいってきます!!!!!」
やばいやばいやばい。高校に入ってからは遅刻だけは避けたかったのにこのままだと今までのままだ……
定期を取りだし慣れない改札口を通ってホームへ駆け込む。その時にはもう電車が来ていた。
ふぅ。ギリギリセーフかな。
今日の入学式に遅れたら恥ずかしい思いをしてしまう。という一心で、家から10分の駅まで全力疾走したため、額に汗が垂れていた。
(ハンカチ持ってきたっけ……)
そんなことを考えながら電車に揺られていると、突然電車がガタンと大きく揺れた。
「うっわ……」
ただでさえ体が汗ばんでるのに、人がギューギューずめになる。
ドア際に押しつぶされた私は身動きが取れなかった。
(暑ぐるしい……今日からずっとこの暑がるしさを感じながら学校に行かなきゃならないんだ…)
そんなことを考えて凹んでいた私に、追い打ちをかけるように下半身に何かが当たった。
え……?
「いいいいいってきます!!!!!」
やばいやばいやばい。高校に入ってからは遅刻だけは避けたかったのにこのままだと今までのままだ……
定期を取りだし慣れない改札口を通ってホームへ駆け込む。その時にはもう電車が来ていた。
ふぅ。ギリギリセーフかな。
今日の入学式に遅れたら恥ずかしい思いをしてしまう。という一心で、家から10分の駅まで全力疾走したため、額に汗が垂れていた。
(ハンカチ持ってきたっけ……)
そんなことを考えながら電車に揺られていると、突然電車がガタンと大きく揺れた。
「うっわ……」
ただでさえ体が汗ばんでるのに、人がギューギューずめになる。
ドア際に押しつぶされた私は身動きが取れなかった。
(暑ぐるしい……今日からずっとこの暑がるしさを感じながら学校に行かなきゃならないんだ…)
そんなことを考えて凹んでいた私に、追い打ちをかけるように下半身に何かが当たった。
え……?