描き続けた夢は、きっと私の手の中に、

福祉を目指したきっかけと今

今、私の手の中にあるのは、「採用内定」と書かれた紙。

私は、実習で行った介護老人保健施設を受けた。今の私の夢は、介護福祉士になること。

昔は、介護とは全く関係の無い職業を目指していたのにな。

じゃあ、なぜ介護士を目指すようになったのかって？

じゃあ、話そうかな。私が介護士を目指すようになった理由と、今までに見てきた将来の夢の話を。

まず、保育園から小学四年生まではパン屋さんになりたかった。理由は、覚えていないが…。

小学四年生の時、小学校の近くにあるデイサービスや施設に行き、利用者さんと関わったり、手話を覚えて、ろう者の方に手話ソングを披露したり、視覚障害者の方の話を聞いたりと、福祉に関する授業をした。

その時、利用者さんと深く関わりたい、支えたいという気持ちが、私の中で生まれた。

けど、平気で悪さ(平気で全部の宿題をしなかったり、小さなトラブルを数回起こす程度)をして、周りに迷惑をかけて来た私は、これを仕事にしようだなんて考えていなかった。

小学六年生の時、私は水族館の飼育員に憧れていた。将来の夢を調べる授業では、飼育員について調べてたっけ……。

中学一年生になると、私は絵が好きな理由で美術部に入部した。ただ、趣味として絵を描きたかっただけなんだ。

だけど、イラスト関係の職に就きたくてイラストレーターをここから目指し始めた。