描き続けた夢は、きっと私の手の中に、
父に見せては「まだまだだな」と遠回しに「下手だ」と言われ、描いている途中に上手くいかずにイライラして来たり。

それでも挫折せずに、絵を描き始めて現在五年目(中二から、本格的に描いているので)。

今では「同じ顔じゃん」と言われるものの、「上手い」とほめて貰えるようになった。

介護士を目指している今でもプロ並みの絵を描けるように練習中。いつか、諦めたイラストレーターになりたい。そんな思いが、まだあります。

そして、イラストレーターになりたい、という夢は高校一年生まで続いた。

私はこの時、少しだけ福祉に興味があった。そのため、福祉の授業を選択した。

福祉の授業が本格的に始まり、内容は難しいところもあるけど楽しかった。障害者のことを、介護が必要な人のことを、知ることが出来たから。

ちょっとここで私の2人のおばあちゃんのことを話そう。

私は、ばあちゃん(お父さんの方)が小さい頃から大好きだ。ばあちゃんの家に行く時だけ、テンションがマックスになっているような気がするもん。

私のお母さんの方のおばあちゃん(以下、おばあちゃん(母)と表記することにする)と初めて会ったのは、小学六年生の頃。

その時、連れて行かれたのは、おばあちゃん(母)が通う入所施設。

その出会いから数年。おばあちゃん(母)を連れて近くのショッピングモールへ遊びに行った。
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