描き続けた夢は、きっと私の手の中に、
中学一年生の時の教育相談。担任の先生は「あんたは、介護士に向いている。お年寄りの世話は大変だけど」と言ったのだ。

進路選択の際、その言葉が脳裏にチラついて福祉に行ってみようと思ったのもある(10割のうち、0.1割ぐらいかな?)

……話を戻すよ?うん。

そこで実習を終えた私は、そこに就職をすることを決めた……んだけど、介護士として働く私のお母さんの妹から「そこよりも病院の方が良いんじゃない?」と半分だけ否定されることに。

お母さんは、自分の意見を押し付けようとせずに「自分の人生なんだから、自分で決めなさい」と言ってくれた。

私は、次の日に進路の先生の所へ相談に行った。その時、なんて言ってたのか余り覚えてないけど、相談をする前に冗談言ってたような……。

その相談で私は、実習先に就職することを決めた。

少し時は飛び、夏休み。夏休みは、企業見学や登校日、面接練習と忙しくなる。

福祉とかには関係ないけど、その夏休み中にあったことを話すね。私が今までに体験した事がないくらいに辛かった……のかな?の話。

実は、この日のことは全然思い出せない。次の日には、ほとんど覚えてなかったもん。どれだけ思い出そうとしても、思い出せなかった(今でもだけど)。

覚えているのは、夜に軽く泣いたことと自分が自分ではない感覚があったことだけ。泣けない私が、少しでも泣くんだから、よほど辛かったのだろうか……。
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