私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
とてもいい朝晴れです。



「いってらっしゃーい」



「イッテキマス」



玄関前で大きなキャリーケースに
私服を着て立ってます。



どうしてこーなった。



「誠司さんによろしくねー」



「お父さんのいる街には行かないよ」



「会えたらよ。」



「わかった。」



行ってらっしゃーい。と見送られる。



「本当にどうしてこーなった。」



『千夏。』



『ん?どうしたの?』



『嫌だったか?』



『へ?』



『嫌なら別に構わない。
俺が行かなければいいだけだ。』



『それダメ!』



私がレオの足を引っ張ることは
あっては行けない。



『そうか、』



『うん、大丈夫。』



『ありがとな、千夏』



『へへ。』



頭を撫でられる。



もう大人しく受け入れることにした。



タクシーに乗り込む。



「どこへ?」



「国際空港へ」



「はーい」



『みんな元気?』



『あぁ、ムカつくほど』



『ふふ、電話でも凄かったもんね』



『悪ノリがすぎた』



『懐かしい』
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