私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
ウォーミングアップから軽い練習。



ミニゲームなどは一切無しのただの調整。



レオは。



うん、動きは悪くない。



ずらりと並んでダッシュをしている
メンバー全員を見る。



さすがニュージーランド代表候補者達。



全員動きは悪くないし
怪我もいなければ調整を怠ってる人もいない。



『どおー?今年の代表候補者達は』



ルートが横に座る。



いいの?監督の横にいなくて。



まぁ、いいならいいけど



『レベルは高いね。
キレもあるしそれぞれの身体能力も申し分ない』



『だろ、今年はよりすぐりだ』



『しかも若い子達もなかなか』



『あぁ、若い子達の数人はテイラー監督補助の
所の子だよ』



『まじ?』



『まじ』



『へー、じゃあ、
まとめて使えば連携も取りやすいね』



『そうなんだけど』



『仲間意識が強すぎると使えないけどね』



ルートが苦笑する。



て、ことは、仲間意識が強いのか。



『まぁ、テイラー監督補助のとこの子だからね
ありえない話じゃないよ』



『へー、どーゆうチーム?』



『俺達のチームこそ最高のチーム。
チームメイト以外は敵。
みたいな』



『とことん代表に向かないチームね』



『そうかもね。』
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