私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『ごめん、待った?』



『大分な』



そーゆーのはいけないと思う。



『はいはいごめんなさい』



『まぁ、お前じゃなかったら
帰ってたほどには待ったな』



『〜〜〜〜〜〜!!!!』



『ん?どうした?』



レオなのに!!相手はレオなのに!!!



ドキドキとして心臓が痛い!



『千夏?熱か?
今日はやめとくか?』



顔を覗き込んでくるレオ。



っ!!



『ちな、』



『無駄に顔整いすぎー!!!!』




『は?』



『っ!!もう!
行こう!レオ!』



『?
あ、あぁ、』



レオのくせに、レオのくせに!



ドキドキとする心臓と
赤くなった顔が冷たい外の空気で冷める。



うん、勘違い。



『どうやって行くの?』



『タクシー』



『リッチー』



『そうか?』



『うん』



レオが片手でタクシーを止める。



ここら辺はまぁまぁ栄えてるから
車の通りは多い。



『みんなは?』



『先に行って飲んでる』



『ラグビー選手。
それでいいのか。』



『安心しろ。酒は強いぞ』



『すんごい知ってる。』



レオが行き先を告げると
タクシーは発進する。







『なんだこれは、』



思わず呟いたのも無理はない。



まぁまぁ大きな店を貸し切っての
どんちゃん騒ぎ。



いいのか、いいのかこれで、ラグビー選手よ。
< 114 / 191 >

この作品をシェア

pagetop