私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『待て待て待て待て。』



おっさん1からレオのそばに行くのを
止められる。



???



おっさん1とカインが頷く。



???



『レーオー?
大丈夫かー?』



カインがレオを軽く揺する。



自分が飲ませたくせに白々しい。



『.....かい、ん?』



『おう』



レオが少しだけ頭をあげる。



『なん、で?』



『んー?』



『俺、にほん、に、
千夏に、会いに行ったのに』



『そっから合宿で
ニュージーランドに帰ってきたんだろー』



『.....あぁ、そうだな。
千夏と、帰ってこれたんだ。』




そう言ってレオがふわりと笑う。



~〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!




『それでー?
千夏とはどこまで進んだんだー?』



レオは頭を完全にテーブルに預けならが
お酒の入ったグラスの水滴で遊ぶ。



『すす、んだ?』



『そーそー
告白ぐらいしたか?』



『そんなんじゃ、ない』



『えー?
だってレオは、千夏の事大好きだろ?』



カインの問いかけにレオは応えない。



あれ?とカインが首を傾げる



『......レオ?』



『そんなんじゃ、ない』



『ほんとか?』



『だって』



『ん?』



『だって千夏は、今高校生で、
あいつにはあいつの人生があって、


こんなおっさんに、
振り回される人生なはずがない。』



レオ......



『だから、俺は千夏の事は、』



がたん!



『千夏!?』



カインが名前を呼ぶが
店を出る足は止めない。
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